本日は耕起のポイントを機械屋の見解からアドバイスいたします。
天候不順でなかなか作業が進まないですね・・・
でも、濡れた圃場での耕起は御法度です、かえって圃場を荒らしますよ
その訳は
①土を練ってしまい代掻きしてもほぐれにくくなる
②走行が安定せず耕盤を破壊する
③爪の消耗が激しい、燃費が悪く負荷がかかる(トラクターが可哀想)
など、良い結果は得られませんよ
ではポイントです。
まずしっかり乾かしてから圃場に入る事が大前提ですね。
①起深の深さは目標よりも浅く起こします。
これは、耕盤を平らに保つ為で目標の深さよりも若干浅めに耕し荒代掻きで仕上げるイメージです。
②稲株や藁はしっかりすき込みます
残渣物が表面にあると播種が安定しません。
③ロータリーの爪を新品に
爪が減っていると反転率が半減し上手くいきません、結果速度を落としたり、回転数を上げたりなど燃費が悪くなりかえって損をします。
ロータリー耕起はあっさり素早く新品爪で、圃場が乾いたタイミングで行いましょう。
耕運爪のワンポイントアドバイス
みなさんの耕運爪、寿命が短く感じませんか?
実はちょっとした事で寿命を伸ばす事が出来るのです。
ロータリー上面に付着した土、これが寿命を縮める原因なのです😱
爪はご存知の通り回転します、下方で耕す事で土にぶつかり上方で付着した泥でまた爪を減らす。
1回転で2回も土にぶつかってるんです・・・
倍減るのは当たり前ですよね〜
新品時は塗装がしっかりしていますので付着が少なく爪の寿命も増え錆びてくると土が付きやすくなります。
決してJAの爪が粗悪な訳ではありませんよ〜〜
錆びたロータリー上面には塗装を施し付着しにくくしたり、マメに泥を落としたりしてください
乾いた田んぼなら付着しにくいですから乾かしは大事なんですよ
クボタ純正ロータリーはマッドレス仕様ですから付着は少なく寿命も長持ち、後は価格が安けりゃ問題なし(笑)
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