均平職人・レーザーレベラー

集落で鉄コーティング直播に取組んでいる「農事組合法人・奥州中沢」さんは田植機と鉄コーティング直播機を集落内で有効に活用している組織だ。
圃場整備後 約10年経過し、水田の高低差に悩まされている・・・
直播栽培では均平な圃場作りは後の水管理や除草効果を有効にするためには必要不可欠な条件、この悩みを解決すべく、均平職人・スガノ農機に協力を依頼した。

昨年の鉄コーティング直播栽培の水管理で水田の高低差により片側が露出状態、一方が満水状態でどうしていいか悩んだH氏、今年もそんな悩みでは身体に悪い、均平職人の出番です。

まずは現状の把握、ロータリー耕の圃場をチェック。赤粘土質が多い圃場でした。

均平作業の前にバーチカルハローで砕土を行います。
スガノ製バーチカルは砕土と同時に鎮圧も行いますので作業後の圃場が締まり、保水性や機械の沈み込みを防ぎます。

重量感あるバーチカルハローを楽々引っ張るトラクターはクボタスーパーシナジー・SMZ755
75馬力のハイパワーはバーチカルハローとの相性バッチリですね。


そしていよいよ均平職人、レーザーレベラーの出番❗️
高低差をレーザーで感知し土を高い位置から低い位置に運ぶ作業を行います。もちろん機械が自動で行いますのでオペレータは走行に集中出来ますよ、この作業で高低差を無くします。

見よこの均平職人の仕事ぶり、当初の圃場とは見違える均平状態!地主のH氏もご満足です。
このまま、無代掻き状態で播種も・・・と思ったのですが稲藁が多く露出、砕土性にも不安があり除草処理層形成に不安があったので、代掻きすることにしました。

来年は秋のプラウ耕で稲藁をすき込み、冬から春にかけ風化させ、条件を整えて無代掻き鉄子に挑戦したいものです。

来年の実験テーマが早くも出来ました。

最後に代掻き出来るようもう一度、バーチカルハローで表面を砕土し代掻きロータリーが作業しやすい状態を作ります。
この圃場は今後も紹介しますので楽しみにして下さいね。

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